ディムコは金属表面の高摩擦処理もやっています!

どうもこんにちわ!
スチールベルト界のクリスチアーノ・ロナウド、小鳥遊たかなしです。

突然ですが機械設計装置設計において、こんなお悩みで人生を棒に振った経験はないでしょうか?

しっかり締めているのにズレると悩む人物
部品をボルトで締結しているのに接合部がズレちまうな…
振動で位置が変わってしまうと悩む人物
振動によって位置決めした部品が動いちゃう…キレそうだわ
軽量化したいけど強度が不安と悩む人物
可動部を軽量化したいけど強度が不安だぜ!チキショーめ!

ボルトが緩むせいで情緒が乱される社員たち 

これら問題の原因は、現場担当者の人間性や育った環境によるところが大きいと思われがちですが、実はその原因の多くが部品の「滑り」にあったりします。

ディムコでは、この「滑り」をコントロールするための技術として、金属表面高摩擦処理加工を提供しています。
金属表面に特殊な処理を施すことで摩擦力を高め、滑りやズレを防ぐという技術です!

ディムコがスチールベルトやベルトコンベヤだけの企業だと思っていた方にとってはちょっと意外かもしれませんが、実はスチールベルトやコンベヤ以外にも色々と粛々とやっていたりします。
その一つが今回ご紹介する金属表面の高摩擦処理という訳です!


高摩擦処理とはどんな技術?

さて、金属表面に高摩擦処理を施すとどうなるのでしょうか?
高摩擦処理を施すと微小で強靭な突起が金属表面に形成されるのですが、この突起が相手材にしっかりと食い込み高い摩擦力を生み出します。

高摩擦表面イメージ

高摩擦処理後の金属表面

つまり、ただ強く締めるのではなく、「滑りにくくすることでズレを防げる」という考え方ですね。
この強靭な突起により、振動や回転、慣性の影響を受ける部分でも安定した固定が可能となる訳です。



フリクションパッド
~高摩擦シートとして使える滑り防止部品~

ディムコのフリクションパッドは、この高摩擦処理技術をシート状にした製品です。
ステンレスの薄板表面に高摩擦処理を施し、ワッシャのように金属と金属の間に挟んで使用します。

フリクションパッドの画像

ディムコのフリクションパッド・フリクションシム

つまりこれは金属用の高摩擦シートのような役割を持つ部品です。
先ほどのお話同様、表面の微小な突起が相手材に食い込むことでしっかりとグリップし、滑りやズレを防ぐのです。


フリクションパッドの効果は?締結力の社内実験結果

実験に緊張する田中とイラつく小鳥遊たかなし 

フリクションパッドの効果を裏付けするため、我々は締付トルクと戻しトルクの関係を比較する実験を行いました。
要は「締め付けたナットがどれくらいの力で緩められるのか?」を調べた実験ってことですね。
同じ条件で「フリクションパッドなし」「フリクションパッドあり」を比較した結果は次の通りです⇩

締付トルクと戻しトルクの実験結果 

フリクションパッドなしの場合、締め付けた力を100%とすると、約56%の力で滑り始めました。
一方、フリクションパッドありの場合は、なんと125%の力をかけてようやく滑り始めるという結果になりました。

つまり、フリクションパッドを使用することで、2倍以上滑りにくくなることが確認できたということです。
何より「締め付けた力よりも大きな力を掛けないと緩めることができなかった」という事実は、この小鳥遊たかなしもってしても驚きを隠せない結果であり、自社製品ながら酷く興奮したのを覚えています。(落ち着け)

そしてここで強く言及しておきたいポイントは、強く締めるのではなく、フリクションパッドにより「滑らない状態をつくる」ことで締結力を高めているという点です。


高摩擦シートとしてのフリクションパッドの特長

フリクションパッドを使用することで、締結部の滑りやズレを防ぐだけでなく、ボルト径のサイズダウンや本数削減が可能になります。
その結果、部品の小型化や軽量化、さらにはコストダウンにも繋がっていきます。

ロボットアームに使われるスチールベルト

フリクションパッドが活躍しそうなロボットアーム機

特にスカラロボットのように急停止・急発進を繰り返す機構では慣性の影響で締結部に大きな負荷が掛かります。
そこにフリクションパッドをあてがうことができれば、滑りを抑えつつ軽量化を実現でき、高負荷な作業もより長く対応できるようになる可能性はぐんと高まります。


既存部品への高摩擦加工も可能

ディムコの強みは、フリクションパッドだけではありません。
この高摩擦処理は、既存の金属部品にも直接加工することが可能です。

処理不要な箇所にはマスキングを施し必要な箇所だけを加工することができるため、はさみ込みができない部品Assy状態の部品 (既に組立てが完了している部品) にも対応できます。

「この部分だけ滑りを止めしたいんだが!!」といったニーズにも比較的柔軟に対応が可能となっています!

 小鳥遊たかなしが夜なべして作成したバナー広告 

高摩擦シート・フリクションパッドの主な用途

ディムコのフリクションパッドおよび高摩擦処理は、上でご紹介したロボットアーム機の固定部はもちろん、チャック部の滑り止めやボルト締結部の回り止めなどにも使用されています。

また、我々のメインプロダクトであるステンレス製ベルトコンベヤで使われる駆動プーリドラムの高摩擦化などにも応用されることがあるんですよ。

高摩擦プーリ

高摩擦プーリ


「滑ると困る場所」であれば、用途に応じて最適な形でご提案できるのがこの技術の素晴らしいところですね!


フリクションパッドのサンプルを手に入れよう!

本日ご紹介させていただいたこのフリクションパッドですが、なんと!!
円安、物価高騰甚だしいこの時代に無料で差し上げるという正気を疑うキャンペーンをディムコは実施しています!

緩みきった世界に辟易した皆様、ディムコのフリクションパッドでそんな世界から脱してみてはいかがでしょうか?

フリクションパッドサンプル

フリクションパッド サンプル

ご興味のある方は「お問い合わせページ」よりぜひ我々にご連絡いただければと思います!


まとめ 滑りを止めることで設計は変わる!

ディムコの金属表面高摩擦処理は、滑りをコントロールするための技術です。
フリクションパッドとして使用することも、既存部品へ直接加工することも可能です。

「滑り」「ズレ」「緩み」にお困りの際は、ぜひ一度ディムコにご相談ください。
新しい解決方法が見つかるかもしれませんよ?
ご連絡お待ちしております♪

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
また会いましょう! バイバイ!!

フリクションパッドのおかげで滑らなくなった小鳥遊たかなし&田中 

ブログアーカイブ

ブログカテゴリー