1.”スチールベルト”って何?

スチールベルトとは金属のベルトのことで、スチール(steel・鋼)を素材とするベルトです。

おもな材質としてステンレスを使用しているため「錆びにくく・強靭で・伸びにくい」という特徴を持つベルトです。ステンレスベルトやサスベルト(SUSベルト)とも呼ばれています。

スチールベルトの用途はおもに「搬送用」と「動力の伝達用(駆動用)」の2つです。「搬送用」には両端を溶接したエンドレス状のベルトを使用し、「動力の伝達用(駆動用)」には平らな板状(オープン)ベルトやシームレス化されたエンドレス状のベルトが用いられます。他にも、薄く頑丈であるという特性を活かして保護用のカバーとして使用することもあります。

2.スチールベルトの主な特徴

幅広い対応環境

クリーンルーム内・真空・高温/冷凍などの特殊環境
発塵を嫌う搬送(クリーンルーム・真空) / 静電気によるホコリや搬送物付着への対策

高耐久性

剛性が高く高寿命。また、ベルト使用に伴う摩耗が少ない耐摩耗性
バリ付き金属ワークの搬送

伸縮極小

ベルトの伸びが少なく駆動に対し高い応答性が得られる
高精度で送りムラ(ガタつきや振動など)の無い動力伝達を実現

耐性

耐久性・耐食性・耐洗浄薬品性に優れる

洗浄容易性

耐洗浄薬品性に優れ、洗浄・殺菌の際に高温水やアルカリ薬品を使用しても萎縮や劣化が起こらない
ステンレス素材のためベルト生地に生菌が侵入せずベルトに菌が残らないので、食品搬送に最適

スチールベルトに穴開け加工を行い、治具の固定や搬送時の位置決めに使用することも可能です。ご使用用途に応じた穴開け位置・個数にて穴開け加工を行います。吸引搬送など、用途によってはベルト全周に穴開けすることも可能です。

また、スチールベルトの表面加工として、フッ素樹脂コーティング加工や鏡面研磨、梨地処理(表面に細かい凹凸をつける)を施す場合もあります。

3.スチールベルトの用途例

搬送用・・・形状:輪っか状(エンドレス)

用途例 このような場面に
食品搬送 食品直載せ搬送
位置決め・間欠搬送 画像検査搬送、連続組立工程
吸引搬送 ワークが飛ばされないように吸着して高速搬送
裏面(下面)吸引搬送
薄いワークの反りやシワを抑えつつ搬送・画像検査(フィルムや紙など)
ダブルベルトプレス搬送 加圧・加熱(または冷却)搬送
樹脂フィルム・シートなどの加熱・圧延加工
多層シートのラミネート加工(貼り合わせる)

動力伝達(駆動用)・・・形状:平板状(オープン)、輪っか状(エンドレス※シームレスタイプ)

用途例 このような場面に
駆動(往復) スカラロボットのアーム駆動
駆動(連続) 光学・医療機器内の精密駆動
昇降 物流倉庫内の昇降用機械
番外編 : 保護カバー ケーブル露出箇所の保護、アクチュエータ・ロッドレスシリンダー用カバー

まとめ

ひとえに「スチールベルト」といっても、
その形状(エンドレス状/板状)や穴開き有無(無/一部穴開き/全周穴開き)、表面加工有無によって多彩な活用方法があります。

本ページで紹介した用途は一例であり、多種多様な形状・用途にてスチールベルトは活躍しています。

 

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スチールベルトの活用事例として、5事例をまんが形式で掲載しています。
 

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