小口径分割プーリについて

スチールベルトのディムコ桑原です。

ここ横浜も、厳しい冬も過ぎ、梅満開の季節を迎えました。次は桜、日々更新される開花前線ニュースが春の訪れを感じさせてくれます。
さて、今回は分割プーリ開発に関する最近の状況をご紹介したいと思います。
下の図はφ90試作プーリです。外筒は4分割され、その各々のプーリセグメントは中心シャフトに沿って滑動可能な構造で、その各々に復帰ばねを組込んでいます。φ90が設計限界なのですが、何とか小口径プーリに適用できないかと考えて復帰ばねを外側に設ける試作設計を進めております。
滑動部のスライドレールも超小型モデルを採用しφ25プーリの目途が立ちました。プーリ両端のばね構造部の長さ分だけベルト幅が制約されますが、ベルト幅に対応してプーリ長を決めればこの点は解消できます。

分割プーリ
φ90試作分割プーリ

言葉での説明ではおわかりにくいですが、構造図はお示しできませんのでご了承ください。
なお、今後スチールベルトの厚さ0.1mmのコンベヤに搭載して実機テストを行う予定です。

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