薄肉フィルム搬送用低慣性ロールの紹介



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薄肉フィルム搬送用低慣性ロールの紹介


メタルスリーブの㈱ディムコ、開発の竹村です。

新しい技術は日進月歩です。広い分野に使われている各種フィルムは技術の進歩によって、より薄肉化が進んでおります。
薄肉フィルムは張力を強く掛けられないため、搬送用ローラーの慣性が大きいと、フィルムとローラーの密着性・同期性が悪く、フィルムに滑りによる傷が生じます。
これを解決すべく、製造技術として、生産ラインの中に使われている搬送用ロールの低慣性化が望まれております。

ディムコでは低慣性ロールの実験段階から、現在は生産ライン適用に向けレベルの向上した段階になりましたので関連事項に関して紹介いたします。

1.低慣性ロールの構造
本低慣性ロールは従来のロールのようにロール本体は回転しません。
固定された中空軸端部から圧縮空気を入れると、空気は内部に設けられたロール表面の放射状に開けられた小孔から吹き出します。
そして、その圧縮空気によりロールの外径に挿入された薄肉スリーブが空気圧により拡径し空気中に浮上するため、この薄肉スリーブとスリーブの軸方向の動きを規制するサイドリングのみが抵抗なく軽く回転し、この上で接触して同期走行されるフィルムは極めて軽い力で搬送できます。


低慣性ロール外観

2.従来ロールと低慣性ロールの比較
同一サイズロールの中央円筒部分のみの慣性を比較した値を下表に示します。
表でも解りますように、低慣性ロールは軸受け部分を含むロール本体は回転しないので、ロール本体を回転させる方式の他のロールの回転慣性比はさらに大きなものになります。


低慣性ロールと他のロールとの比較

4.低慣性ロールの効果
低慣性ロールによるメリットは、製造ラインのスピードアップによる生産性向上です。
一般にロール径、幅が大きくなると慣性が大きくなり回転上昇によりフィルムとロール間に速度差が生ずるので搬送速度を上げることは難しいが、低慣性ロールはフィルムに対して追従性が非常に良いので速度を上昇させることができます。
その他のメリットとしては、クリーンネス、スクラッチレスが期待できます。

ご検討される時に質問したい場合のお問い合せにはフリーダイヤル0120-346-353があります。あるいは①各種のお問い合わせ方法がありますのでぜひご利用下さい。


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