エアロールから弾性冷却ロールについて

メタルスリーブのディムコ、営業部開発グループの竹村です。

エアロールはほぼ20年前に開発されたローラーで、円筒状の金属スリーブの内径側に空気圧を保持することにより、金属ロールでありながらゴムロールの弾性を有したものとして使われました。


チラーを使用しての「剛体冷却ロール(手前)」と「弾性冷却ロール」の特性比較実験の状況


しかしながら、樹脂フィルムなどシート状の製品を製造する工程では、その要求される特性が高難度化しています。ディムコは金属ロール内径側にエアロール特性を残し、その内径に適切な硬さに設定されたゴムロールを設置することにより、希望とする製品を作成することができるロールとしました。
さらに、現在市場にでている剛体ロールは肉厚が7~8mmと厚いことに比し、弾性冷却ロールは0.2~0.3mmと板厚が極薄で熱伝達の効率が良く、ロールとの接触面も広いことより、冷却特性を良くすることができ、さらに製造ラインの短縮が期待できます。

詳しい内容をお聞きしたい方は、フリーダイヤル0120-346-353があります。あるいは各種のお問い合わせ方法がありますのでぜひご利用下さい。

ブログアーカイブ

ブログカテゴリー