スチールベルトの蛇行を抑える制御技術

スチールベルト・ベルトコンベヤのディムコ、技術部の四谷です。

このところ日没が早くなり、急速に季節の移り変わりを感じています。

さて、ベルトコンベヤを使用する際に必ずと言っていいほど発生する問題が、ベルトの片寄り(蛇行)ではないかと思います。
この片寄りを抑制する方法は世の中に様々ありますが、ディムコではEPC(蛇行防止装置)と呼ばれるベルトの片寄りを自動的に解消する制御ユニットも開発しております。


図1 ディムコの蛇行防止用制御ユニット

このEPCを使用することで以下のようなメリットがあります。

(1) ベルト交換等の張り替え作業後の蛇行調整作業が不要
 図2のように、エッジセンサ内にスチールベルトのエッジをセットするだけで自動調整
(2) 蛇行調整の知識や経験の有無にかかわらず調整が可能
 従動軸の左右の張り調整は不要
(3) コンベヤの温度によって発生する片寄りに対しても追従可能
 スチールベルトが高温でも自動制御されます。エッジセンサは高温対応します。

EPCの仕組み
(1)や(2)に関してはベルトの交換作業時にベテランの保守要員がいなくても交換作業を完了できる点が大きなメリットとなります。
(3)に関してはスチールベルトを使用するメリットでもある高温環境下での使用の際に、温度変化による動的なベルトのゆがみに追従することができるEPCならではの特徴です。


図2 ディムコの蛇行防止装置

蛇行制御の範囲は1mm以下で制御できています。

その他にもたくさんのメリットがありますので、お気軽にご連絡ください。
お問い合せはフリーダイヤル0120-346-353または各種のお問い合わせ方法がありますのでご利用ください。
今後ともスチールベルトのディムコをよろしくお願い致します。

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