ピンニング用コロナメタルベルト、張力はどのくらいまで張れる?

スチールベルト・ベルトコンベヤのディムコ、技術部の木曽川です。

1月に入り、日本列島にもいよいよ本格的な寒波到来です。大きな雪災害が起こらないことを祈っています。

さて、ディムコには商品名に「コロナ」という名称がつくスチールベルトがあり、それを製作、販売しています。それはコロナメタルベルトです。


Fig1 ディムコのコロナメタルスチールベルト

ディムコが製作しているベルトとしては最も幅が狭く、最も薄く、最も長い金属のステンレスベルトです。
仕様としては、幅3mm、または4mmで厚さが0.05mm、長さはなんと200000mm(200m)です。 イメージで言えば、4mmというとUSBプラグの差込み部厚さ位、0.05mmの厚さは髪の毛の太さ0.07mmより薄く、200mは陸上競技場トラックの半周です。ちょっと例えがバラバラですが。

このようなメタルベルトは何に使用するのか? 答えはフィルム製造です。
フィルム製造は多々ありますが、主としてTダイ法で使用されます。押出機の先端、Tダイから押し出された樹脂液は、冷却ドラム表面に着地して冷却されて固形物になります(Fig.2)。
この時いかに早く幅方向均一に着地させるかが、製品の品質、生産量に影響します。
これを早くさせる方法として、エアー吹付け方式、吸引方式、タッチロール方式の他に、帯電(静電)ピンニング方式があります。
コロナメタルベルトはこの帯電ピンニング方式に使用されます。
下の図をご覧ください。


Fig.2ピンニング用コロナメタルベルト

ここではTダイから排出された速度とTダイの周速が合うようにコントロールされ早く着地することで周速を早めて生産量の増大を図ります。

さて、用途は理解したところでこのコロナベルト、どのくらいの張力で張るのでしょうか。

ディムコで経験しているスチールベルトの張りでは、ローラ面長2~3mで、100Nくらいでは多少の振動が起きた時に緩みなどがでてしまいます。おそらくその1.5倍もしくは2倍の200N程度は必要でしょう。
現在多く使用のサイズでは290Nまで引張りは可能です。

メタルベルト寸法、0.05T×4Wでは、最高張力290Nなので、米10Kgを3袋の重さに耐え、1mm幅当たり72.5N増えるので10mm幅ではなんと米10Kg袋が7袋の荷重に耐えられることになります。
また例えが極端ですが。

現在は20mm幅(お打ち合わせ必要)まで可能です。
お打ち合わせにより仕様を決めさせていただきます。
現在の設備を更新の際はぜひスチールベルトでご検討ください。

お問い合せはフリーダイヤル0120-346-353です。あるいは各種のお問い合わせ方法があります。

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