ベルト蛇行防止装置(4)

スチールベルトのディムコ、営業の太田です。

前回のベルト蛇行防止装置(3)では蛇行防止装置の蛇行量について述べました。
今回は弊社開発のベルト蛇行防止装置(EPC)を使用したスチールベルトのウネリについて述べます。

下の図は高温耐久高張力ステンレス鋼スチールベルト使用で、幅500mm、機長約3000mmの加熱コンベヤにベルト蛇行防止装置を取り付け、スチールベルトの幅方向のウネリを計測したものです。

常温時はフラット(黒線)ですが、加熱すると多少浮き上がりが見えます。
やがて温度的にも安定し、300℃では最大0.4mmで、それ以下の浮き上がり(注1)であることがわかります。

加熱コンベヤで測定したスチールベルトの幅方向のウネリ曲線
加熱コンベヤで測定したスチールベルトの幅方向のウネリ曲線


このような連続測定も、ベルト蛇行防止装置により安定した走行が行えているため可能でした。
高い温度でご使用の場合、高い温度のワークを搬送する場合など、高温耐久高張力ステンレス鋼とベルト蛇行防止装置をセットでご検討頂ければ幸いです。

次回は、ベルト蛇行防止装置(5)をお伝えします。
過去の、
ベルト蛇行防止装置(1)
ベルト蛇行防止装置(2)
ベルト蛇行防止装置(3)
もご覧ください。
(注1)この数値は、コンベヤ機長間の中央付近を幅方向に測定した数値です。

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