カーボンニュートラルに向けたペロブスカイト太陽電池の普及

スチールベルトのディムコ、SSTの石川です。

日本政府は、2050年までに温室効果ガスをゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。そして、脱炭素社会の実現に向け、更なる再生可能エネルギーの創出手段として特に設置しやすい太陽電池の普及を求めています。

その中で特に注目を集めているのが、建材用としてガラス窓、屋根や壁等の曲がった所にも取り付けられるペロブスカイト太陽電池です。
ペロブスカイト太陽電池は塗布や印刷技術で製造できるため,将来的には大量生産と製造コストの削減が期待できます。
ディムコとしてはペロブスカイト太陽電池製造に関する課題が多々ある中で吸引・吸着スチールベルトコンベヤが対応可能な面もあるのではないかと考えています。その特徴として、

・業務用インクジェット印刷機での実績が多く、平坦度を確保し印字・塗工しながらの高速搬送が可能です。
・ウェブハンドリングの重要な課題の一つにテンションの管理があります。
 吸引・吸着スチールベルトコンベアはRtoR生産において、吸引しながら速度を同期させることによりフィルムにテンションをかけずに搬送したり、固定して引っ張ることにより弛みを抑えたり、カッティングするときの抑えにすることもできます。
・ワークを吸引することにより平坦性を確保しながらの高速での検査が可能です。また2台目を反転させて、ワークが下部に来るように少しダブらせて連続して設置すれば、乗り移りしながらの両面検査も可能です。

詳細については下記の動画をご参照ください。

吸引・吸着スチールベルトコンベヤによる宛名高速印刷動画

ディムコでは、社内デモ機を用いて実際に試験を行うことも可能です。
ご質問等ございましたらお気軽にお問合わせください。

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