ベルト蛇行防止装置(8) 実例

スチールベルトのディムコ、営業の太田です。

前回のベルト蛇行防止装置(7)では、蛇行防止装置に適用できるスチールベルトの幅について述べました。
今回はベルト蛇行防止装置(EPC:Edge Position Control)の実例について述べます。

下の写真は某砂糖会社に納入したコンベヤと蛇行防止装置です。用途は固形砂糖の乾燥です。
当初は高温耐久のゴムをベルトの内側に貼り付け、いわゆる縦桟として蛇行を防いでいました。
しかし、所詮は貼り物、使用するうちに次第に剥がれが生じてきたのです。
その結果ラインはストップ、お客様に多大な迷惑を掛けてしまいました。
その後改善策として納入頂いた装置が蛇行防止装置EPCです。
その後は順調な稼働です。


搬送物:固形砂糖
用途:乾燥
機長:8080mm
スチールベルト幅:350mm 
スチールベルトコンベヤの全景
動作部の一部


蛇行防止装置はベルト片寄りのトラブルを未然に防ぐ非常に良い方法です。
蛇行防止でお困りの場合はぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

高い温度下、高い温度のワーク搬送、幅広ベルト、高速走行など、高張力ステンレス鋼とベルト蛇行防止装置をセットでご検討頂ければ幸いです。

次回は、ベルト蛇行防止装置(8)をお伝えします。
過去の、
ベルト蛇行防止装置(1) 蛇行防止方法のいろいろ
ベルト蛇行防止装置(2) エアシリンダはどのようなものを使用するか
ベルト蛇行防止装置(3) 蛇行幅はどのくらいの範囲か
ベルト蛇行防止装置(4) 高温に加熱されたスチールベルト表面のうねり高さは
ベルト蛇行防止装置(5) 蛇行防止装置(EPC)はどのように動くのか
ベルト蛇行防止装置(6) 蛇行制御の流れ
ベルト蛇行防止装置(7) 蛇行防止できるベルトの幅はどの位からか
もご覧ください。

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