面接触で熱伝達 ディムコの冷却ロール

スチールベルトのディムコ、研究部の桑原です。

1都3県に対する緊急事態宣言が解除されリバウンドが懸念されますが、3密を避けるライフスタイルで何とか乗り切っていきたいものです。

さて、ディムコの『冷却ロール』につきまして続報です。本製品は外側が継ぎ目の無い薄肉電鋳スリーブ、その内側にゴム被膜ロールを配した構造で、この空隙に冷却水を循環させるという基本的考え方で進めて参りました。
ゴムロール外径とスリーブ内径の空隙に循環水を満たす単純構造で試作評価してまいりましたが、冷却ロールと剛体ロール接触面積が水圧の影響を受けるという難点があり、この対策としてゴムロール部に流水チャンネルを設けた改良版試作を完了しました。ゴムロール凸部がスリーブにコンタクトする構造です。第一段階所見としては安定した接触回転を達成しました。今後は所与のニップに対する熱量伝達の測定評価が課題となります。
評価結果は近いうちにこの場をお借りして報告いたします。

冷却ロール続報-溝付ゴムロール
溝付ゴムロール

冷却ロールの試作納入実績はφ100×950Lですが、より大きなサイズも可能です。スリーブ設備の制約もありますが、お問い合わせをいただいた時に相談させていただきます。
お問い合せはフリーダイヤル0120-346-353です。ご連絡お待ちしております。

ブログアーカイブ

ブログカテゴリー