フィルム・薄物搬送を安定させる吸引・吸着コンベヤというアプローチ

スチールベルトのディムコ、技術部の森田です。

搬送工程でこんなお悩みはありませんか?
・フィルムやシートがズレてしまう
・検査精度が安定しない
・搬送中にバタつきや浮き上がりが発生する
これらは一見些細な問題に見えますが、実際には不良率やライン停止の原因になることも少なくありません。一般的なベルトコンベヤでは、ワークはベルトの上に”載っているだけ”の状態で搬送されます。

これまでは次のような対策が取られてきたのではないでしょうか。
・ガイドで位置を固定
・押さえローラの追加
・搬送速度の制限
しかしこれらには
・接触による傷・品質影響
・設備の複雑化
・段取替えの工数増加
・生産量の頭打ち
といった課題もあり、根本的な解決にはならないケースも見られます。

そこでこれらの課題を解決する装置として、開発・販売をしてこれまで多くの実績を積み重ねてきた吸引・吸着コンベヤがあります。この方式はワークをベルトに”吸着して固定したまま搬送する”という特徴をもちます。また、ベルトは金属の平坦なスチールベルトを使用していることも特徴です。

項目 従来コンベヤ 吸着搬送
搬送状態 載せている 固定している
ズレ 発生しやすい 抑制される可能性
薄物対応 不安定になりやすい 安定化が期待される
異物接触 あり 低減できる可能性

一方で吸着搬送は万能ではなく性能は以下に影響される特徴があります。
・ワーク形状・材質
・吸引面積
・通気性
・搬送速度
そのため、「自社のワークで成立するか」は事前検証が重要となります。

こうした背景から、実機テストによる検証が行える体制が重要となります。
実際に
・ワークを持ち込んでの評価
・搬送条件の調整
・吸着性能の確認
などを行うことにより、より現実的な導入判断が可能になります。

搬送工程のズレやバタつきは、”仕方がないもの”ではなく、改善できる領域です。
吸引・吸着コンベヤはまだまだ開発途上で、機能向上の余地がある段階の技術ではありますが
・安定搬送
・高精度化
・現場負担の低減
といった可能性を持っています。

もし「現在の搬送でズレが発生している」「フィルム・薄物搬送で課題がある」「品質ばらつきを改善したい」といったお悩みがありましたら、実ワークでの検証も含めたテスト等のご相談が可能です。

お気軽にお問い合わせください。

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