スチールベルトはあんな所にも、こんな所にも使われている

こんにちは。スチールベルトのディムコ、営業の峰岡です。

今までに多くのお客様からスチールベルトスチールベルトコンベヤをご愛用頂き、さまざまな所に納入いたしました。

今回はスチールベルトの設置環境、使われ方などを紹介します。

スチールベルトと言ってもそのほとんどがステンレス製です。金属ですから、その特徴を生かした環境に使用されています。

まずは、真空の中。 いまや真空蒸着による薄膜形成などには真空装置は欠かせないアイテムです。真空度が高くなると樹脂などの有機物は使えません。樹脂は元々石油からできていますから、高真空にしていくと自らガスが発生します。これをアウトガスといいます。このアウトガス発生で高真空にならないばかりか、そのガス成分が加工物の品質に影響を与えます。その点、スチールベルトはガスが出ないので使用できるのです。真空内で使うロボット、駆動ステージなどにスチールベルトが使用されています。

クリーンルームの中。元々、スチールベルトの素材は金属ですから樹脂ベルトのようなほつれ、剥離粉などが出ないのです。搬送用、動力伝達用によく使用されています。

高温の中。800℃の加熱炉中でも使います。スチールベルト部分だけを炉に通しますが、さすがにこの温度になると特殊な材質を使用します。もうスチールベルトは真っ赤っ赤。それでも搬送できるのです。焼結用として使用しています。

冷凍庫の中。家庭の冷蔵庫の冷凍庫は-18℃~-22℃。これと同じように建物の部屋全体が冷凍庫となっている食品工場があります。スチールベルトはその-20℃の中で冷凍食品コンベヤ用スチールベルトとして使用しています。点検をする時など、夏でもジャンパーを着て防寒対策します。

油の中。実際は水の上に浮かぶ油の中です。工場では、切断、切削、旋削、研削、プレスなど、水に混合された油を使用する作業がいっぱいあります。使用済みの混合液を沈殿槽に集めて、浮いている油をスチールベルトに付着させて回収します。

これらはほんの一例です。これから検討されようとしている方にヒントになりましたら幸いです。
これからもいろいろな所にスチールベルトを使用できるように対応いたしますので宜しくお願いします。

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