ダブルスチールベルトヒートプレスコンベヤの加熱滞留時間

スチールベルトのディムコ、技術部の橋本です。

ダブルスチールベルトプレスコンベヤについてのご紹介です。

お客様にご来社いただき実機にてテストを行う際、ワークを潰す、成形する、貼り合わせるなど様々なご要望があります。要素としては『圧力』・『加熱温度』・『冷却温度』・『加熱滞留時間』・『冷却滞留時間』・『隙間精度』等ありますが、その中でも今回は『加熱滞留時間』についてお話ししたいと思います。

加熱滞留時間という要素は成果物の良し悪しにかなり影響します。加熱時間が長すぎても短すぎてもよい成果物を採取するのは難しいのです。また、限られたテスト時間の中で幾つも条件を変えて繰り返し行い、そして最適な条件を探していく作業が必須となります。
下記Fig.2の表をご覧ください。

ダブルスチールベルトプレス3号機-モデル図
Fig.1 ダブルスチールベルトプレス3号機 モデル図

DBP3号機-速度と滞留時間の関係性についての参考例
Fig.2 DBP3号機 速度と滞留時間の関係性についての参考例

また加圧力、加熱温度、加熱加圧後の冷却加圧なども重要で成果物に影響を及ぼす大事な要素となります。その各種条件を掛け合わせ、お客様が要望される成果物のテスト条件を探し出します。一見地味な作業にも見えますが、最適な条件を探し出せたときの達成感は大きく、次ステップに繋がる大事な作業です。

過去のテスト実績を踏まえ、ご来社されたお客様へのご提案もしながら最適な条件を探し出すことに尽力しますので是非ご来社いただき、実機にてダブルスチールベルトプレス機の使用可能性を実感していただければと思います。
用途としては
  • 複数のフィルムを重ねて加熱加圧するラミネート加工に
  • 繊維状のプリプレグへの樹脂含浸に
  • 二枚のフィルムに挟んだクリーム、ペースト状樹脂の延伸、加熱硬化加工に
  • 発泡・整泡した樹脂への液状、ペースト樹脂の加熱、加圧、含浸、硬化加工に
  • 熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の加熱・プレス・冷却の加工に
  • ワークの物性変化に
などがあります。
まずはご連絡いただき、是非ご来社の上、デモ機にて可能性を実感してください。
詳しくはお問い合わせにてお問い合わせいただければ幸いです。

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