スチールベルト、スチールベルトコンベヤのディムコ 多賀哲夫です

本日7月21日より創業31年目に入りました。長きに渡り工業会でなんとか生きてこられたのも、皆様の温かいご支援とご鞭撻の賜物と心より感謝しております。
誠にありがとうございます!

5月の連休に家内と東北旅行中、東日本大震災で被災し、仮設住宅での生活を余儀なくされた方々が未だに多くいらっしゃいました。何も出来ない非力さを感じながら横浜に戻りました。
また、この4月、熊本では震度7の地震が発生し2カ月を過ぎてもまだ多くの方が避難生活を強いられています。それに追い打ちを掛けるように記録的な大雨です。関東では利根川水系ダムの渇水問題でこの夏給水制限がでそうな状況であるなど、各地で起きている自然災害に翻弄されております。

海外では目を覆うようなテロの悲惨な事件が起こり、多くの日本人が犠牲になりました。またイギリスのEU離脱の決定により世界経済は大きな嵐の中に巻き込まれ、大変な状況になっています。

限りがありませんが、この様な状況の中でも力強くより良い未来に向かって舵を切っていかなければなりません。

最近の新聞記事で、カナダの企業が開発して広まったブラックベリーという非常に優れた端末が、他社のスマートフォンの普及に押されて生産中止に追い込まれたと書かれていました。そこで気になったのがフィンランドのノキアの携帯電話です。今どうなっているのか非常に興味がありましたので調べて見ました。
ノキアの携帯が一世を風靡したのは2001年から2011年頃で、当時は不動のものでした。それが同じ様にアップル社のスマートフォンの登場で2位に陥落します。しかし、それからがすごいのは、携帯部門をマイクロソフト社に約40億ユーロで売却し、返す刀でシーメンス社が保有していたノキアシーメンスネットワークス社の株式50%を買収し、社名を変えて100%子会社化したことです。
さらに驚きは、その決定を下したのは11人の役員でその中の10人が外部取締役であったことです。
立派に収益をあげ、フィンランドの輸出額の25%を占めているそうです。
変わり身の凄さ、決定の凄さ!ダーウインの進化論を思わずにはいられませんでした。

木を見ることは大切ですが、同じように森をみることはもっと大切かもしれません。
自信をもつことは大事ですが、同じくらいに謙虚さや誠実さをもつことはもっと大切だと思います。

ディムコの舵を間違いないよう周りの人達に耳を傾け助言を頂き頑張ってまいります。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社ディムコ 多賀 哲夫
2016年 7月 吉日

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