中国 深圳の工業展示会でスチールベルトを出展してきました

はじめまして。
スチールベルトのディムコ マーケティング営業部の月見里やまなしと申します。

自分探しの旅で南米に飛んだ小鳥遊たかなしに代わり、今回は光栄にもディムコのブログを担当させていただくことになりました。 よろしくお願いいたします。

さて、我々ディムコは3月末より中国の深圳しんせんにて開催された中国最大級の工業展示会
「ITES中国深圳国際工業製造技術・設備展示会」でスチールベルトを出展してきました。

実際に僕もサポートという立場で参加させていただいた訳なんですが、今日はそんな深圳展示会の様子をご紹介したいと思います。

ディムコと中国の深圳は直線距離約 2865km 離れています 

中国 深圳しんせん 工業展 × スチールベルト

展示会準備

まず率直坦白そっちょくたんぱくに申しまして、色んな意味で無事に展示会が始められるか心配でした。
両国間の情勢もありますし我々と文化の違う異国の地ということもありますからね。
しかし一番懸念していた国際情勢の問題は驚くほど感じませんでした。
ただ、案の定いくつかのトラブルが発生し洗礼を受けることとなります。

例えば、空港では機械に自動認識されるはずのパスポート番号が間違って認識され、今回の主役である海外部のボスがなかなか入国できなかったり…

展示会場ではブース製作を担う現地業者が契約にない燃えやすい素材で壁や看板を作り運営に怒られて全て作り直しになったり…

ここまで設営が進んだのに取り壊しが決まった悲しきディムコブース 看板も印刷し直し 

また、事前に発送していた大切なロボットアーム機が現地で全く動作せず、日本にいる技術者と連絡し合って開始前になんとか動作する状態にもっていくことができたりと、なかなか”てんやわんや”な状況でした。

特にブースの取り壊しや作り直しに関しては、設営業者の仕事が終わらないとデモ機やスチールベルトはもちろん、照明の設置などもできないので結構焦りました。

電源をONにしても動かないロボットアームデモ機 アームの初期位置が開梱時からズレている 

そんなトラブル多発な状況だったんですが、みんなの力を合わせて乗り越えオープンに間に合わせることができました。
準備が整ったディムコのブースがこちらです↓

準備が整いオープンを待つディムコブース 「迪梦柯」で「ディムコ」と読むんですね

ロボットアームデモ機とオープンベルトの展示

ロボットアームデモ機&オープンベルトの展示

吸引コンベア、タクト搬送コンベアのデモ機とエンドレスベルトの展示

吸引コンベア、タクト搬送コンベアのデモ機
&エンドレスベルトの展示

ロボットアームデモ機とオープンベルトの展示

穴あきベルト、コーティングベルト
&レギュラーコンベアの展示

吸引コンベア、タクト搬送コンベアのデモ機とエンドレスベルトの展示

別角度から見たディムコブース

深圳展示会オープン!!

オープンした深圳工業展の様子 とにかくスケールが凄い 

今回のディムコブースのスペースは3m×6mというサイズだったのですが、ドデカい他社のブースが立ち並ぶホールの中でしたので、かなり小さく感じられました。

また前述した通り不安定な国際情勢もある中で、果敢に「日本」という文字を出すブースにそもそも人が来てくれるのかというのもかなり心配だったのですが、ふたを開けてみれば多くの方がディムコブースに立ち寄ってくれました。
入口の近くという場所の良さも手伝ったのかもしれません。

小さいブースながら客を引き寄せるディムコブース 

展示会の様子
ポスター掲示の様子
展示写真1
展示写真2

展示会に間に合わせるために夜な夜な泣きながら作ったポスターも多くの方に見てもらうことができ感無量でした。
一生懸命作ったものがしっかり役に立ったと実感できるととても嬉しいですよね。


中国×スチールベルトの可能性

4日間で本当にたくさんの方に見ていただいたディムコブースですが、結局スチールベルトとしてはどんな感触だったのか?
端的に申しますと、「中国×スチールベルト」にとても可能性を感じました。

ロボットアームの駆動用ベルトに興味津々の訪問者 

日本でもまだまだそうなんですが、スチールベルトの存在を知らない人たくさん居たんですよね。
もちろん中には「スチールベルト知ってるよ」、「もう使ってるよ」という方もいらっしゃいましたが少数でした。
多くの方が「初めて見るよ」「樹脂ベルトやゴムベルトを使ってるけど、スチールベルトは知らなかった」という意見でした。

そしてそういったスチールベルトを知らなかった方々がどういう意見を述べていたかと言うと、「これ凄くいいね!」「これからの時代に必要なものだね!」という意見でした。
中には「このコンベヤ20台欲しいんだけど、いくら?」といきなり値段を聞いて注文してこようとする強者も居ました。
中国のスピード感恐るべしです!!笑

幸いにも興味を持ってくださる方々が多く、たくさんの企業と繋がることができました。

中国×スチールベルトの課題

スチールベルトを使ったコンベヤに興味を持つ訪問者 

製品自体にはポジティブな意見が多かったスチールベルトですが、やはり課題もあります。
それは何か? それはやはりコスト立地です。

スチールベルト自体がそもそも樹脂ベルトやゴムベルトと比べて価格が割高です。
それに加えて日本という別の国から輸入しなくてはならず、この点でも価格が上がります。
更にスピードを重視する中国企業にとっては自国での取引よりも時間が掛かってしまい、こういったデメリットに渋面じゅうめんを作るお客様は正直多かったです。

しかし、逆に言えばこれらのネガティブ要素を上回るポジティブ要素があれば注文に繋がるとも言えます。

壁のポスターを見て微笑む男性 絶対良い人である

実際に、樹脂ベルトを使っているお客様も中国国内のステンレスベルトを使っているお客様も「すぐ変形してしまう」「精度が悪い」と既存の使用ベルトに不満を抱いている方が多い印象を受けました。
また「取引があったにも関わらずお金が振り込まれない」なんていうとんでもない話をしている方もいらっしゃいました。

話を聞いた限り、ディムコなら解決できるという確信を持てた問題も多く、その点で可能性を感じたということですね。
なぜなら丁寧な対応高精度な製品の提供こそ我が社の強みだからです。

大きなチャンスがこの中国に眠っていると思いました。


最強のメンバー

重要な話なので言及しておきたいことがあります。
それは今回の深圳展示会に参加したメンバーが最強だったということです。

中国語が堪能な海外部ボスのT部長に英語がペラペラの大先輩Sさん。
そして日本語を日本人のように扱う現地通訳のヨウさん。
この女性3人のチームワークが無敵過ぎました。

もちろん遠く日本からサポートしてくれた社員の方々も忘れてはいけませんね。
本当に大きな力で支えてくれました。
展示会に関わったメンバーは最強だということをここにお伝えしておきます。

大きな展示会でも落ち着いた表情を見せる3人

本当に多くの方に来ていただいたディムコブースですが、準備を含めた5日間よく乗り越えたなと思います。
自画自賛です。

大きい企業や現地企業であればローテーションで人を回すことができますが、僕らはそうはいきません
泣こうがわめこうがこの人数で乗り切らなくてはいけませんからね。
それを可能にしたのがこのバイタリティ溢れる3人の女性です。

驚くべきことにこの展示会期間中、3人は一切疲れた表情を見せずに対応していたので僕はその体力の凄さに震えていました。
3人が弱音や愚痴を全くこぼさないので僕も平静を装う他なく、そのおかげで乗り越えられたと思っています。

伝えたいことは、多言語がただ喋れるだけではダメなんです。
バイタリティこそが鍵だと思いました。
と、イチリンガルの僕が申しております。(なんやねんイチリンガルって) ※正しくはモノリンガル

五条悟にも勝てそうな体力無限大の3人

通訳のヨウさん

最後にお伝えしたいことはそんな最強3人の一角「通訳のヨウ」さんです。
ブログへの掲載許可も本人からいただいたのでぜひ紹介させてください。

今回の深圳展示会、個人的には大成功だと思っているのですが、その要因の1つがこのヨウさんとの出会いでした。

一人で接客をこなす通訳のヨウさん (画面左)

誰もが知っている日本の大企業で勤めていた経験のあるヨウさん。
日本に住んでいた経験はないものの、日本語の扱いはめちゃくちゃ上手で、日本人特有の細かなニュアンスも理解できる方でした。

中国の結構な内陸から出てきたらしく、ヨウさんが住んでいた地域からはヨウさん以外に町から出る人は居なかったそうです。
その地域では町の外で働くというのは相当に珍しいことだそうで、ヨウさんが町の外で働くことが決まった際には町全体でお祝いしてくれたんだとか。

今でこそ大企業や日本企業で働くことができるようになったヨウさんですが、昔は安い給料でしか働くことはできず、酷いときは時給200円で働いていたそうです。
また1日17時間労働を5年間続けていたこともあったそうで、この時の上司から「5人分の働きをしている」と言われて驚いたとか。
しかも親と年の離れた弟に時給200円時代から月に数万円それぞれに仕送りしていたそうで、それは今も続けているそうです。
更には、「自分と同じ道を歩んでほしくないから仮に弟が働きたくないと言ったら自分が支える」と言っていました。

凄いですよね。
こんな立派な人がいるのかと衝撃を受けました。

しかも辛い経験をしていると性格がヘチマのようにひん曲がる人もいますが(ヘチマごめんな)、ヨウさんは真逆で本当に性格の良い優しくて素晴らしい人でした。
中国語が分からない僕のために、僕が対応していないお客とのやりとりも分かりやすい日本語で逐一報告してくれました。

前述した3人の女性の内、誰が欠けても大変だっと思いますが、ヨウさんの存在が大きな戦力になったことは間違いありません。
2日目からはなんと、僕らディムコの社員が居なくとも1人で対応できてしまうくらいスチールベルトのことを理解していました。

日本から遠く離れた地でこんなにも素晴らしい人が生きているということをどうしても伝えたかったので今回はブログにも書かせていただきました。
展示会の期間、僕はずっと結婚する機会をうかがっていたんですが遂にその日が訪れることはありませんでした。

ヨウさんありがとう!

ヨウさんとのお別れ

深圳展示会 まとめ

    はい! ということで大変長くなってしまいましたが、深圳展示会での様子を分かっていただけましたでしょうか? 今回のブログをまとめるとこんな感じになります。

  • 展示会準備はトラブル続きだったが、チームで乗り越えた
  • 中国市場においてスチールベルトの可能性を強く感じた
  • 一方でコストや納期、対応スピードといった課題も明確になった
  • 現地メンバーのバイタリティの強さが成功の鍵だった
  • 通訳のヨウさんとの出会いが大きな成果につながった
  • 通訳のヨウさんと結婚できなかった

  • です!

    今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
    2週間後、今度は南米の旅で身も心も一回り大きくなった小鳥遊たかなしのブログでまたお会いしましょう! ではでは!

ブログアーカイブ

ブログカテゴリー