電気鋳造によるニッケルスリーブとは?シームレススリーブの特長と製造方法

スチールベルト・スリーブ金型のディムコ、富岡です。

ディムコでは、電気鋳造法によって製作する薄肉の円筒形状部品をNi(ニッケル)スリーブと呼んでいます。ニッケルスリーブは、継ぎ目のないシームレス構造やミクロン単位の高い寸法精度が求められる製品の金型として、多くの分野で使用されています。

ニッケルスリーブの製作には、必要とする直径、長さのマザーロールと呼ばれる母型(金型)を用意する必要があります。ディムコでは複数サイズのマザーロールを保有しており、新たにマザーロールを製作せずに対応可能です。稀に、サイズによっては新たに製作する必要もあります。

製造工程では、まず陽極にNi金属を、適用サイズのマザーロールに陰極を取り付け、Ni金属とロール全体をめっき槽へ投入し、電気を流してマザーロール外表面にNiイオンを電解析出させます。
ご要望の厚みまで成長させた後、マザーロールから剥離・分離し、所定の長さに仕上げることでニッケルスリーブが完成します。

▲ディムコNiスリーブの製造工程
▲ディムコNiスリーブの製造工程

ニッケルスリーブは、ステンレスなどの材料加工品とは異なり、めっき時間や条件調整により、0.26mmなどの細かな厚み指定が可能です。
また、スリーブ内径はマザーロール外径を忠実に転写するため、高い内径精度と形状再現性が期待できます。
溶接加工によるスリーブにも利点はありますが、ニッケルスリーブは、継ぎ目のない一体構造である点が大きな特長です。

ディムコでは、ニッケルスリーブ・スチールベルト・スリーブ金型に関する設計・製作のご相談を承っております。
お問い合せにはフリーダイヤル0120-346-353または各種のお問い合わせ方法があります。
用途検討や仕様検討の段階からでも対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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