ディムコのレプリカモールド金型は使い捨てができます

スチールベルトのディムコ 研究部 桑原です。

桜の開花宣言から花冷えの日が続きましたが、皆様のご当地の桜名所が満開を迎える頃には好天気に恵まれることと思います。

さて、先般ディムコは東京ビッグサイトにて開催された『コンバーテック展』に出展し、スチ-ルベルト単体及びスチールベルトを搭載した各種コンベヤ装置を紹介させていただきました。
その際に少々刺激的ではありますが「使い捨て金型」と銘打ってレプリカモールドを展示し、少なからぬ反響がありました。

この技術は、まずお客様からお預かりした円筒形マスターパターンに電着ニッケル層を形成します。その後それをディムコ独自の技術で分離し、その薄肉円筒の内表面に電着ニッケル層を形成、その後分離して薄肉円筒をレプリカモールドとして利用するものです。
これはこのレプリカモールドを剛体ロールに嵌めて高機能フィルム製造工程に応用する新技術分野です。当然のことながらレプリカモールドには溶接シームがありません。
高価なマスターモールドの使用頻度を極力減らし、レプリカモールドによる生産に置き換えることによりコスト削減に寄与することが狙いです。

コンバーテック展にてディムコブースにお立寄りいただいた皆様から色々なご意見、質問を頂戴しました。
これらの課題に対応するべくディムコ開発部隊は鋭意取り組んで参ります。
ディムコの今後に乞うご期待ください。

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