メタルベルト・スチールベルト減速機の紹介

明けましておめでとうございます。今年は鳥のように羽ばたける、よい年にしたいものです。
私は開発の竹村です。ディムコは長いトンネルから一昨年頃より抜け出し、今年はさらに飛躍の年にしたいと願っております。
さて、ディムコが得意とする薄肉ステンレスのエンドレスベルトを使った減速機を紹介いたします。
下の写真及び図は、ある装置の減速機として使用したものです。従動プーリ(出力軸を備えた大プーリ)径の大きさが制限されているため、駆動プーリ(モータ直結の小プーリ)径は11.6mmとなり、かなり小さくなります。そのため、この小プーリに使用できるスチールベルトの厚さは極薄の0.04mmになります。
この薄さを可能としたスチールエンドレスベルトが全周圧延タイプ(DRタイプ)です。


スチールベルト減速機ユニット


スチールベルト減速機 レイアウト


1.本ユニットの特徴
 (1)変動のないスムースな動力伝達
 (2)静粛な動力伝達
 (3)バックラッシのない正逆転の伝達
 (4)上記特徴を長期間維持
2.減速ユニットの仕様
 (1)減速比: R=1/10     
 (2)伝達トルク(出力側): 1.67N・m
 (3)使用スチールエンドレスベルト
  ・全周圧延タイプ(DRタイプ)
  ・型式: DR188S-004-12-437
  ・寸法 (厚さ×幅×長さ): 0.04t×12W×437L
 (4)プーリ径×幅: 小プーリ φ11.6×14.6mm 大プーリφ116×14.6mm
3.ユニットの外形寸法
 ・全幅 118mm×全高 184mm×奥行(軸突出部を除く) 25mm
4.適用例
 ・プリンター、精密寸法測定機
5.その他
 ・写真及び図は一例であり、サイズの変更、2段減速による小型化など、ご要望により個々に対応いたします。

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