低熱膨張率のインバーベルト(テスト製作品)

開発の葵です。

今回は低熱膨張率インバーベルトについてご紹介します。

インバー(invar)とは、ニッケル合金の一種で熱膨張率が小さいという特徴をもった金属です。
鉄と比較すると1/10以下、SUS304に至っては1/17以下の膨張率です。Invarという名称は、Invariable(変形しない)から名付けられております。
インバーの特性はスイスの物理学者により1897年に発見され、鉄に36%のニッケルを含有した状態が最も低い膨張率特性を示すことがわかり、そこから生まれた材料です。


Ni含有率に応じた膨張率グラフ (縦軸:膨張率、横軸:ニッケル含有率)

           
スチールベルトは化学・食品・医療・半導体・印刷・自動車・プラスチック等の広い業界から多数のお引合いを頂いており、特に平坦性、平面性に優れているベルトとしてご採用頂いております
また最近では、高温環境下(200~300℃)においてもベルト平面性の維持特性のご要求が増えており、インバーなどの熱膨張率の小さい素材が平坦性には特に重要な要素になっています。


インバー材でテスト製作したスチールベルト(スリーブ)

ディムコではベルト素材の特性を考慮して、お客様に適切なご提案ができるよう、日々努力を続けて参ります。

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