スチールベルトコンベヤの平らってどの部分なの?

スチールベルトのディムコ、技術部の森田です。

ディムコのスチールベルトはステンレスのバネ材を使用しております。概ねの例えとしてよく表記すると図1の様になります。
図1-概略表記
図1 概略表記

スチールベルトはバネ性を持っている事、また摩擦駆動で走らせる際に滑らない程度の張力で動かす事、あるいはプーリ径を小さくした場合などは、バネ性の強いスチールベルトは図2の様に丸く膨らむ様な挙動をします。
図2-バネ性の膨らみや重力による影響
図2 バネ性の膨らみや重力による影響

バネ性の弱いスチールベルトでも平らな受板部分をプーリ上部と同じ位置にもっていっても図3の様にプーリ近傍に微小な膨らみが発生するようになり、現実的なデザインにはそぐわなくなってしまいます。
図3-微小膨らみによる平ら部分の確保が難しいデザイン
図3 微小膨らみによる平ら部分の確保が難しいデザイン

そこで図4の様に平らな受板部分を確実に確保するために、スチールベルトのバネ性による膨らみを回避する方法として受板部分を若干上げる事をします。そうすることで平らな部分にバネ性の膨らみが乗り、平坦性に影響を与えない様なデザインになります。
図4-ベルト搭載におけるコンベヤのデザイン
図4 ベルト搭載におけるコンベヤのデザイン

デザインを誇張した形でのご紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
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