ディムコのパターンスリーブ、レプリカモールド

スチールベルトのディムコ 研究部 桑原です。

 天高く馬肥ゆる秋をむかえました。皆様、爽やかな日々をお過ごしのことと思います。

ディムコはスチールベルトの老舗として創業32年です。お陰様で主力のスチ-ルベルト単体及びスチールベルトを搭載した各種コンベヤ設備は、ご採用いただいたお客様から高い評価をいただいております。

 そして、ディムコの固有技術を生かした新分野開拓につきましても鋭意取り組んでおりますが、今回は薄肉円筒体(以下スリーブと呼びます)についてご紹介します。
それは、スリーブ表面に転写パターンを形成し剛体ロールに嵌めて高機能フィルムの製造工程に応用する新技術分野です。
このパターンスリーブのひとつに、パターンを形成した薄平板を溶接で円筒体に仕上げる方法があり、ここでもディムコが培ってきた溶接技術により溶接シーム幅を極小に抑えた製品を提供させていただいております。

また、もうひとつの方法として、剛体ロールに形成したパターンをマスタモールドとし、このモールドからマザーモールドを経てレプリカモールドを得るということが試みられております。出来上がったレプリカモールドには溶接シームがありません。


微細パターンエンドレス金型


 溶接スリーブにせよレプリカモールドにせよ剛体ロールへの着脱技術が必須であり、この面でもディムコ開発部隊は鋭意取り組んでおります。
ディムコの今後にご期待ください。

ブログアーカイブ

ブログカテゴリー