ベルト蛇行防止装置(7)

スチールベルトのディムコ、営業の太田です。

前回のベルト蛇行防止装置(6)では、蛇行防止装置の制御の流れについて述べました。
今回は弊社開発のベルト蛇行防止装置(EPC)で使用できるスチールベルトの幅について述べます。

スチールベルトの製作は、下の図のようにかなり広い範囲で可能です(図中の薄水色部)。
しかし、あまりにもベルト幅が狭い場合は蛇行防止の安い方法があり、広すぎるとベルト蛇行防止装置でも制御が効かない場合があります。
赤色の枠の中が一番効果的です。また、青色枠はまだ確認できていない範疇で、これから実績を積んで行きます。
ちなみに、黄色枠はクラウン方式、あるいはVガイド方式で行えます。
整理してみますと
薄い水色→製作範囲
黄色→クラウン方式・Vガイド方式
赤色→ベルト蛇行防止装置の得意とする領域
青色→ベルト蛇行防止装置で今後実績を積む
などです。

スチールベルトの製作範囲
スチールベルトの製作範囲


赤色枠以外でも高温域になりますと、ベルト蛇行防止装置等で行わないと蛇行が収まらないことがあります。

高い温度下、高い温度のワーク搬送、幅広ベルト、高速走行など、高張力ステンレス鋼とベルト蛇行防止装置をセットでご検討頂ければ幸いです。

次回は、ベルト蛇行防止装置(8)をお伝えします。このシリーズ、10回までを予定しています。
過去の、
ベルト蛇行防止装置(1) 蛇行防止方法のいろいろ
ベルト蛇行防止装置(2) エアシリンダはどのようなものを使用するか
ベルト蛇行防止装置(3) 蛇行幅はどのくらいの範囲か
ベルト蛇行防止装置(4) 高温に加熱されたスチールベルト表面のうねり高さは
ベルト蛇行防止装置(5) 蛇行防止装置(EPC)はどのように動くのか
ベルト蛇行防止装置(6) 蛇行制御の流れ
もご覧ください。

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