吸引・吸着コンベヤを引張り装置として使用できます

スチールベルトのディムコ、開発営業部の中田です。

先日、横浜市内も2週連続で2度の大雪に見舞われ、電車が止まったり大幅に遅延したり、生活道路も大渋滞したりで、大変不便な生活を余儀なくされました。

さて、今回はディムコの吸引・吸着コンベヤの通常とは違った使い方についてご紹介いたします。

吸引して搬送させるという目的の他にもある特徴的な使用例もございます。
それは吸引・吸着コンベヤは、コンベヤチャンバー内をバキューム状態にしてその負圧の力でスチールベルトを介してワークを吸着させて搬送する装置ですが、コンベヤを駆動すると搬送方向にワークを引っ張る力を発生させることができます。

そこで、コイル・シート状のワークを引き出し、吸引・吸着コンベヤ面で吸着して張力を与えることで、前工程の装置側からワークを引っ張りだすという使用例です。

ワーク表面側は何も接触させることができない、ロールニップで押し当てることもチャッキングすることもできないなど、良い連続搬送が思い浮かばないという課題がある方はぜひ一度、弊社デモ機で試して頂きたいと思います。

デモ機でテストをして頂く際は、実際にどのぐらいの張力を与えられているかがフォースゲージ(引っ張り計)で確認頂けるようにしています。そのテスト結果を基にお客様の仕様に応じた1台を製作して参ります。


▲スチールベルト吸引搬送システム

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