スチールベルトの洗浄に欠かせない化学物質。ディムコの対策は

スチールベルトのディムコ、木曽川です。

春に三日の晴れなし。花散らしの雨と共にここ横浜でも最近の天気の変わり具合を正にこの言葉が表しています。

さて、先日あるセミナーに参加しました。それは化学物質を管理するための講習です。
私達人間が活動、生活している周りには、化学物質がごまんとあります。意外なものに、生きていくことに欠かせない「水」も化学物質、「空気」そのものは化学物質とは言いませんが、構成している「酸素、窒素など」も化学物質です。ひとえに化学物質と言うと危険性のある物と捉えられがちですが、実際には私たちの日常生活には欠かせない物質です。

さて、話を戻しますと、化学物質は必要なために使用していますが中には使用、管理方法を誤ると大きな事故、災害、子孫への遺伝影響などを起こします。
現在まで多くの化学物質が適正に管理され使用方法が守られていますが、中には小規模事業所、研究室などではその使用、管理方法などの知識が浅く、労働災害が頻繁に起きています。
そのためにこの2024年4月1日より労働安全衛生法が改正施行され、どのような規模でも就労作業において化学物質を使用しているところは『化学物質管理者』の専任が義務づけられました。


化学物質管理者の設置義務

ディムコでもこの労働安全衛生法改正による化学物質管理者を専任すべく準備をしています。

ディムコのスチールベルトはそのほとんどがステンレスベルトであり、油脂との相性が良く、よくステンレスベルトに付着します。その除去には多くの場合溶剤を使用します。
原則スチールベルトの取り扱い時は保護手袋をしてハンドリングを行いますが、稀に、何らかの理由で手指の油脂の付着があったり、外的に付着した汚れなどが生じた場合は洗浄用に溶剤を使用して払拭します。しかし、これらの溶剤の多くはリスクアセスメントを行なわなければならない物質に指定されています。使用することは作業者がばく露を受けることになります。
また他にも数々の化学物質を作業用に使用しています。

今後、これらの化学物質について、ディムコは適正なリスクアセスメントを行い化学物質の管理を行ってまいります。

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