勤続疲労と金属疲労

ディムコ技術部の西久保です。

私、西久保は歳を重ねるたび(実年は秘密)に疲れが取れにくくなりました。
これは勤続疲労というやつですかね。
そうそう、弊社が製造、販売しているスチールベルトや薄肉スリーブにも金属疲労というものがあって、この疲労強度(寿命)の目安を表わすのが下の表のS-N曲線といわれるものです(カタログやホームページに掲載されています)。


▲スチールベルトのS-N曲線


疲労強度は曲げ応力、引張り応力とプーリのクラウン量によって決定されますが、溶接ベルトでは溶接部の品質によって寿命が大きく左右されます。
ディムコではこの溶接部の品質維持のためグループ会社の天龍精密工業で厳重に管理し、生産しています。
また、全周圧延ベルトや薄肉スリーブは溶接部が母材部とほぼ同じ金属組織になるように熱処理や圧延に工夫を凝らして生産しています。
ディムコはもっともっと品質を高める努力を日夜行っています。

金属疲労は負荷応力を小さくすれば寿命が延びますが、勤続疲労は仕事量(負荷)だけでなく精神的なものが大きく左右しそうですね。人間のS-N曲線てあるんですかね。・・・

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